「亡くなってしまった愛犬が生きていた証が欲しい」「猫ちゃんとの楽しかった日々をいつでも思い出せるような物が欲しい」…そう思ったことはありませんか?それは飼い主として当然のことであり、とても素晴らしいお考えだと思います。
弊社でもそんな方々の力になりたいと思い、羊毛フェルトならぬ『フェルトペット』なる物を提供しています。皆様のそのペットを愛していた証を、ぜひ形にさせてください。
そもそも羊毛フェルトってなに?
羊毛フェルトというのは、羊毛(ウールとも呼ばれてます)をフェルティングニードルという先端がささくれている特殊な針で突いて形成させる手芸品です。その手法からニードル羊毛なんて呼ばれ方もされていますね。
フェルトとは動物の毛をシート状に圧縮したもので、フェルトペンや帽子などにも使用されています。羊毛フェルトの場合はフェルティングニードルに羊毛を引っ掛けていくことでフェルトにしていきます。
羊毛フェルトは立体的な構造も再現できる上、柔らかい雰囲気で可愛らしいため人気が高く、愛好家も大勢いるほどメジャーでSNSでもよく見かけますね。
フェルトペットを作った経緯
何事にも始まりがあるように、フェルトペットにも提供するようになった経緯があります。それは弊社にてペット火葬のご依頼で伺ったご家族様との会話の中でのことです。
「我が仔をいつまでも側においておきたい。何か思い出になる物はないのか?」「知り合いが、可愛らしいペットをぬいぐるみみたいにつくってました」…そのペットを家族として愛していた素晴らしいご家族様のお言葉こそ、フェルトペットを作るキッカケとなったのです。
確かに弊社はペットを火葬し、その魂を天国へ連れて行くことがお仕事ではありますが、ご家族様はそれで終わりではありません。亡くなってしまった我が仔の死を偲んで悲しみ、その思い出を抱いてこれからも生きていくのです。そんな人達にとって思い出になる物、ペットを想起させる物をも作ってこそ、本当の意味でお客様の気持ちに寄り添っていると言えるのではないでしょうか。
「なにかお客様のために出来ることはないか」「弊社だからこそ提供できる特別な物はなにか」…そう思い模索した結果、弊社が行き着いたのは羊毛フェルトでペットを再現する『フェルトペット』でした。
羊毛フェルトから『フェルトペット』へ
フェルトペットを作るにあたり、まず悩んだのが名前でした。今はこうしてフェルトペット…なんて呼んでいますが、当然当時はそんな呼び名はないわけですから。そう、この業界での『羊毛フェルトで亡くなったペットを再現した商品』に既存の固有名詞は存在しません。「じゃあ我々で呼び名つくっちゃおう」ということで…。
先程の話でご家族様は『ぬいぐるみ』というワードを使っていましたが、ぬいぐるみはあくまで布と綿で作った物…羊毛で作った物をぬいぐるみとは呼びません。とはいえ、『羊毛フェルトでペットを作りました』なんていうのもそれはそれで違いますし、やはりちゃんとした商品名は欲しいところです。
そこで考えついたのが、「我々が作るのは羊毛フェルトは羊毛フェルトでも、ペットを模した羊毛フェルトだ」ということで、羊毛フェルト+ペット=フェルトペットという名前です。これならお客様にも「ああ、羊毛フェルトでペットを作るんだな」と分かっていただけるだろうということで、この名前に決定しました。
お客様の反応
ご依頼いただいたお客様からは「大好きだった我が仔が可愛いフェルトペットになって戻ってくる」とありがたいことに大変好評いただいております。
フェルトペットは構造上、飼っていたペットの毛を一部埋め込んだり、お骨を中に入れたりすることもできるため、手前味噌ではありますが手元供養の新たな定番にもなれるポテンシャルを秘めているのではないかと感じています。
今までも、骨壷や遺骨カプセルキーホルダーなどで手元供養されるご家族様は多くいらっしゃいましたが、フェルトペットはより可愛らしく、よりペットを想起させる物であると自負しております。これからも、この素晴らしい商品を胸を張ってお客様にご提供できるよう弊社もさらなる研鑽を積んでいきます。
フェルトペットのクリエイターさんが心がけていること
ご家族様からフェルトペットのご依頼をいただいた後は、ペットの毛やお骨をお預かりして、一つ一つ丁寧にフェルトペットを作成していきます。お預かりした毛は主に胸や背中に、お骨は身体の中に入れます。
そのため、一度完成するとお骨は見えなくなってしまいますが、作成中は逐一クリエイターさんからご家族様へ進捗画像が送られてきます。ご家族様が納得いただける出来になるまで、いくらでも修正いたしますので、必ず満足していただけるフェルトペットに仕上がることでしょう。
フェルトペットはおよそ2週間から1ヶ月程度でお届けできます(大きさによって納期が前後する可能性があります)。
フェルトペットのご注文方法
フェルトペットをご希望の場合は専用のLINEにて受け付けておりますので、そちらからお願いします。依頼時はペットの画像をLINEからお送りいただきます。なるべく表情の見える画像や希望するポージングの画像を送ってください。また、動画もOKです。
送信する画像枚数に制限はないため、「これだ!」と思う画像はどんどん送ってくださって結構です。むしろ、数が多いとクリエイターさんも助かります。その他、毛並みや表情などでなにかご希望のポイントなどあればお気軽にお申し付けください。
こちらからお問い合わせ下さい。
料金についてのご案内
フェルトペットの料金は以下の通りです。
この中でも特に人気なのが16cmサイズ。小さいながらも存在感があり、また可愛らしいサイズです。決済方法は、銀行振込もしくはクレジットカード決済となります。こちらも、LINEから詳細をお送りさせて頂きます。
フェルトペットの作成はいつでもお受けします
フェルトペットは確かに手元供養の一環として作っていますが、ペットがご存命の場合も作成を受け付けております。むしろそのほうが、ペットのポージング写真を満足できるまで撮影できますよ。
換毛期であればブラッシングするだけで毛は大量に出てきますので、それを送っていただくことでフェルトペットに組み込んで作成できます。かくゆう弊社も実は、弊社の事務所で飼っているチンチラの“チロ”のフェルトペットを作成致しました。とっても可愛いですよ。
その他、私どもスタッフがペット火葬でご自宅に伺った時に承る事も可能です。もちろん受付の電話の時に併せてお問い合わせ頂いても大丈夫ですよ。弊社のペット火葬は福島県全域をカバーしておりますので、福島県にお住まいの方はご遠慮なくお問い合わせ下さい。
フェルトペットの取り扱いについて
羊毛フェルトは、とてもデリケートな素材です。取り扱いは丁寧に行って頂く様にお願いします。毛羽立ってきたら、ハサミで綺麗に整えるか、ニードルで細かく刺しならが埋め込む様にして下さい。また、アイロンをスチームは飛ばさず、そのまま当てると表面が落ち着きます。ホコリから守るなら、この様な人形ケースに入れるのもいいと思います。
楽天やAmazonとかで2,000から15,000円ぐらいで売ってますので、フェルトペットのサイズの合わせてご購入されてはいかがでしょう。
大切な思い出をフェルトペットで残しませんか?
ペットを亡くしてしまうお気持ちは当人やご家族様にしか測れないほどお辛いことかと存じます。そのお気持ちに対して我々ができることは限られてくることも重々承知しておりますが、だからこそお客様に寄り添い、出来うる限りの事をしていこうと常々思います。
このフェルトペットもキッカケは温かいご家族様の一言でした。ぜひ、皆様の感じたことや要望を聞かせてください。そのお気持ちに少しでも寄り添えるよう、弊社も日々努力していきます。