犬の去勢手術はしない方がいい?メリットとデメリットを解説

query_builder 2023/07/07
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オスの犬を飼ったならば初めに考えるだろう去勢手術。望まない出産を防げる反面、身体への負担の心配もあります。

果たして、犬の去勢手術にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

今回は犬の去勢手術について解説していきます。

犬の去勢手術をするべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

犬に去勢手術をするメリット

去勢手術は望まない出産を防ぐ目的の他、発情期のストレスや生殖器の病気を予防する目的でも行われます。ここでは、そんな去勢手術のメリットについて見ていきましょう。

 

発情が来なくなる

オスの犬には規則的な発情期がないと言う事はご存知でしょうか?オスの犬はメスの犬の発情した時のフェロモンによって発情するため、条件さえ合えば常に発情する可能性があります。問題なのは【交尾をさせない発情】が犬にとって大きなストレスになる点です。

発情期は種の繁栄のために訪れるため、それを制限されるという事は多大な負担となります。自分の家に発情したメスの犬が居なくても、他の家の犬が発情していると脱走してまで交尾しようとするため、場合によっては脱走阻止のために拘束する必要性も出てくるでしょう。

去勢手術はそんな発情のストレスを無くす事が出来ます。

 

生殖器の病気を予防できる

去勢手術は精巣を取り除く手術であり、その結果として生殖器に関係する病気を予防できると言われています。特に代表的なのは『精巣がん』『前立腺肥大』『肛門周囲腺腫』『会陰ヘルニア』といったもので、これらは悪化すると死亡するリスクもある危険な病気です。

今は大丈夫でも、これらの病気は犬が年齢を重ねていくにつれて発症リスクも上がっていくため、早めの去勢手術が大切です。実際に去勢手術をしている犬は、手術をしていない犬よりも寿命が長い傾向にあると言われています。 

 

問題行動の減少に繋がる

オスの犬は発情期が到来すると、攻撃的な性格になるため様々な問題行動を起こしやすくなります。家の中を荒らしたり、発情期特有のスプレーをしたりする他、飼い主や他の人を攻撃してしまう事も……。自分だけでなく、周りの人にも危害が出てしまうため、発情期は基本的に自由な散歩ができないといっていいでしょう。

去勢手術は発情期そのものを来させなくするため、必然的にこのような行動を減らす事ができます。ただし、歳を重ねた犬は去勢手術をしても、習慣としてこのような問題行動を起こす事があるため注意が必要です。

 

望まない出産を防げる

去勢手術の最大の目的は、望まない出産を防ぐ事です。犬の繁殖力は猫ほどではないにしても、2回目の交尾では80%、3回目の交尾では90%の確率で出産すると言われています。また、他の家の子と交尾してしまうと、その家の飼い主にも迷惑をかけてしまいます。

なにより、飼い主が産まれた子を飼育できない場合、捨て犬になったり保健所に預けられてしまいます。そうなると、交通事故にあったり殺処分されるなど、明るい未来はほぼ訪れないでしょう。去勢手術によって救われるのは、そのオスだけではないのでず。

 

脱走する危険性が減る

発情したオスの犬は、何がなんでも子孫を残そうとします。自分の家にメスの犬がいない場合、脱走してでも他の家の犬と交尾しようとするでしょう。つまり、去勢手術をしていないと脱走する可能性が高くなるのです。なにより、オスの犬の発情期のタイミングはメスの犬次第なため、発情に合わせて脱走防止を行う事ができません。

去勢手術には、このような脱走を防ぐ効果があります。その他の理由で脱走する可能性も無くは無いですが、少なくとも脱走する理由の一つはなくなるでしょう。

 

犬に去勢手術をするデメリット

犬の去勢手術には明確なメリットがありますが、一方でデメリットもいくつかあります。特に後述するような全身麻酔によって起きるリスクは、しっかりと考える必要があるでしょう。

「去勢手術をしなければよかった……」と後悔する前に、起こりうる危険性について確認していきましょう。

 

全身麻酔のリスク

去勢手術を行う際に、犬の身体への痛みを軽減させるために全身麻酔をかけます。麻酔は痛みを無くす便利な反面、ごく低確率で副反応を示す事があります。無論、術前に検査を行って安全かどうか調べますが、可能性としてはゼロではないという事だけ留意した方がいいでしょう。

全身麻酔は100%の安全性があるわけではありません。実際に約1000頭に1頭、麻酔関連の死亡症例が生じるという報告さえあります。

また、ブルドックなどの短頭種は麻酔した後に気道閉塞になってしまう可能性もあります。

 

太りやすくなる

去勢手術を行うと、犬は太りやすくなります。これは子孫を残すための活動にエネルギーを使用しなくなる事と、性欲の代わりに食欲が増す事が原因と言われており、今までよりも更に摂取カロリーの計算を綿密に行う必要があります。

肥満は万病の元とも言えるほど危険な状態で、腎臓などの内臓に負担をかける以外にも、関節の痛みや精神面でのストレスまでかかるほど。健康に気をつけていれば肥満を防ぐ事は出来ますが、今までよりも健全な生活を心がけましょう。

 

子孫が残せない

子孫を残せなくするための去勢手術なので当たり前の事ですが、去勢手術を行うと二度とその犬の子供が作れなくなります。精巣は付け替えできるようなものではないため、術後に「やっぱり家の犬には子供を作って欲しい」と思っても不可能です。

基本的にペットには去勢・避妊手術が推奨されていますが、子孫を残したい場合は注意しましょう。

 

犬が去勢しないとどうなるのか?

オスの犬が去勢しないと【発情に関する行動】や【それを危惧する側の対応】などの問題が出てきます。ここからは、犬が去勢しないとどんな事が起きるのか解説します。一部前述した内容と被りますが、重要な事なので改めて確認しましょう。

 

オスの犬の発情について

オスの犬には【発情期】と呼ばれるような期間は存在せず、発情期に入ったメスの犬の出すにおいによって発情します。近年は飼育環境や町の明るさなどの影響で、メスの犬の発情期にも振れ幅が出てきているため、実質的に【一年中発情する可能性がある】と言っていいでしょう。

 

災害時の避難について

土砂災害や洪水などの災害時には避難所へ移動する事もあります。その時にはペットも連れて行くかと思いますが、去勢手術を行っていない犬の同行を認めない箇所も僅かながら存在します。

また、たとえ認めていたとしても飼い主に課せられる責任は重いでしょう。発情してしまった場合、知らない人の犬と交尾しようとしたり、ところ構わず噛み付くといった行動をする可能性があるのですから。

 

犬の去勢手術をするべきタイミングは?

去勢手術のタイミングですが、基本的には早い方が良いとされています。犬のほとんどは生後一年程度で性成熟を迎えるため、おおよそ6ヶ月を過ぎたタイミングで去勢手術を検討しましょう。

去勢手術に年齢制限はないものの、遅ければ遅いほど犬は年を取り、年を取る事に全身麻酔の負担が大きくなります。犬の負担を考慮すると、できるだけ早くしてあげるのがベストでしょう。

犬の健康状態を見極め、獣医師とよく相談しながらタイミングを計るのが大切です。

 

犬の去勢手術は早めに決断しよう!


犬の去勢手術は時折「可哀想だ」と避けられる事があります。確かに私達の独断で犬の精巣を取り除く事に、少なからず抵抗感を抱くのは当然のことでしょう。しかし、去勢手術を行っていない犬には、様々な問題点が発生します。

発情した状態での問題行動や、それを制限される犬のストレスなど、影響は周りの人やペット自身にまで及びます。去勢手術にはそれなりの負担がかかるのは事実ですので、飼い主として何が最善なのか、よく考えて決断しましょう。

 

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