ペットブーム以降、ペットの需要は年々高まっており、皆様の中にも「ペットを飼いたい!」という方は多いでしょう。とりわけ『鳥』は鳴き声や記憶力の良さなど、ユニークな個性がたくさんあります。
今回は鳥ペットの中でもおすすめな子を、『小型』『中型~大型』のジャンルに分けてご紹介します。
鳥を飼育する際の注意点
鳥は『羽があって』『人をパートナーとして見て』『知能が高い』点が特徴的な動物です。飼育する時は、これらから予想できる注意点を意識しましょう。
懐き方には注意しよう
『インコやオウムは愛情深い』というような話をどこかで耳にした事はありますか?一口に愛情といっても、主従関係や恋人関係、親子関係など色々ありますが、鳥の中には飼い主を『パートナー』として認識する子が多いです。逆に、犬のように主従関係を結ぶ事は滅多にありません。
ここで気を付けてほしいのが、鳥が飼い主をパートナーとして認識していた場合の嫉妬です。鳥の性格にもよりますが、飼い主と仲が良い他のペットに対して攻撃的になる事があります。愛情深い事で知られている鳥を飼育する際は、他の鳥との相性も考慮しましょう。
鳥は長生きします
少しセンシティブな話題になりますが、鳥を捨ててしまう理由の一つに『思っていたよりも長く生き続けるから』というものがあります。餌の質が上がったことや、医療技術の発展によって平均寿命がどんどん延びており、小さい文鳥で10年ほど、ヨウムほどの大型になると50年~70年は生きます。
大型の鳥は価格も高いので「一生のパートナーとして大切に育てよう」という覚悟がないと手を出しづらいですが、小型の鳥は数千円で買える事もあってか「ここまで長生きするとは思わなかった」という人が少なくありません。鳥は長生きしますし、治療費も決して安くはありません。飼育するからには、十分に費用を工面するようにしましょう。
脱走防止は万全に!
鳥を飼育する際、最も気を付けたいのが脱走してしまう事です。当たり前の事ですが、鳥は飛べますし、初めから飼育されていた鳥は野生で生きられるほど強くはありません。運よく保護された場合を除き、脱走した鳥の末路は悲惨(他の鳥に食べられるなど)なものです。特に飼育したてで人に慣れていない鳥や小型の鳥は人から逃げてしまい、その分保護するのも難しくなります。
しっかりと鳥籠の扉を閉めておくのはもちろん、ケージから放鳥する時は『窓を閉める』『ながら放鳥はしない』『常に視界に鳥が入るようにする』よう心がけてください。
一人暮らしでも飼いやすいおすすめの鳥ペット(小型)
小型の鳥は生体価格が安く、サイズが小さめで飼いやすい事から一人暮らしの方やマンションで暮らしている人に人気のペットです。それでは、そんな小鳥の中からおすすめの鳥をご紹介していきます。
文鳥
文鳥はスズメの仲間の小さな鳥で、英名ではJava sparrow(ジャワのスズメ)と呼びます。その名の通り、インドネシアのジャワ島に生息しているほか、日本を含め様々な国に移入及び定着しています。ペットとして高い人気を誇り、なんと江戸時代には既に愛玩動物として愛されていたそうです。
知能が高く、飼い主に良く懐いてくれますが、ストレスに弱いため飼育時は注意が必要です。また、水浴びが大好きですので、水浴びできる場所を用意してあげてください。小さい頃から愛情を持って接してあげると、手乗りもできるようになりますよ。
セキセイインコ
セキセイインコは美しい毛並みと人懐っこい性格が魅力の鳥で、オーストラリアに生息している他、アメリカや日本にも移入されています。最大の特徴は小型インコの中でもトップクラスのおしゃべり能力で、『桃太郎』などの昔話を覚えさせる愛好家も多いです。
性格は好奇心旺盛なタイプが多く、放鳥する際は脱走防止以外にも、化学薬品や金属が使用されている家具を移動させておく必要があります。また、インコのおしゃべりは個性のようなものなので、しゃべらない子が多い点も留意しましょう。特にメスは求愛行動をする必要がないため、オスよりしゃべらない事が多いです。
カナリア
カナリアは美しい毛並みが特徴的な鳥で、その美しさから「金糸雀」と書いてカナリアと呼ぶほどです。ヨーロッパでは古くから愛玩動物として扱われていた他、日本でも江戸時代にオランダ人によって持ち運ばれてきました。また、毒物に対して敏感に反応するため、毒ガス探知用として利用されていた歴史もあります。
性格は臆病かつ警戒心の強いタイプが多く、手乗りするケースは稀だと言われています。また、小鳥の中でも特にヒナの飼育が難しく、ほとんどのペットショップでは成鳥しか販売しません。ペットブリーダーなど手段がないとは言えませんが、難易度がかなり高いので成鳥からの飼育をおすすめします。
キンカチョウ
キンカチョウはスズメの仲間で、漢字で「錦花鳥」と書く鳥です。オスとメスで模様が異なっており、オスは喉から胸にかけて細かいシマシマ模様(ゼプラ)があり、このため英名ではゼプラフィンチ(Zebra Finch)と呼びます。
温厚かつ人懐っこい性格が特徴の鳥なので、人になつきやすい鳥を探している方に人気のペットです。体長も10?程度と非常に小さく、飼育難易度も低いためワンルームで一人暮らしをしている方にもおすすめです。ただし、繁殖しやすい鳥としても知られており、子供を増やす気がない場合はつがいで飼育するのは控えましょう。
おしゃべりで長生きなおすすめの鳥ペット(中型~大型)
中型~大型の鳥は長寿である事や、知能が高い事から『一生のパートナー』として飼いたい人に人気のペットです。では、そんな大きな鳥の中からおすすめの鳥たちをご紹介していきます。
ウロコインコ
ウロコインコは南アメリカに生息している鳥で、首から胸までの羽毛がウロコのように見える事からこの名前が付けられました。因みに、ウロコインコにも様々な種類がいますが、最もポピュラーなのが『ホオミドリウロコインコ』という鳥です。
好奇心旺盛かつ人懐っこい性格で、頭脳も人間の幼児並みと賢いため、芸を覚えさせる愛好家も多いです。反面、声は同サイズのインコと比較して大きい部類に入るため、近隣への騒音問題には注意が必要です。
ヨウム
ヨウムは大型インコの中で最も有名な種類の一つに入る鳥です。特筆すべき点として『知能が極めて高い』というものがあり、人間の5歳児と同様レベルとも言われています。また、インコは飼い主の仲間だとアピールするためにおしゃべりをする個体も多いですが、ヨウムは『言葉の意味を理解した上でおしゃべりしている』とされています。
性格は神経質ながら飼い主に甘えるタイプで、オウムのように雄叫びをする事はありません。ただし、知能が高い故か成長過程において2度の反抗期があります。人と会話する鳥という唯一性は、他のペットとは違う癒しを提供してくれるでしょう。
タイハクオウム
タイハクオウムは真っ白な毛並みが特徴の鳥で、タイハクは『太白』という漢字で書きます。頭の上にある冠羽は非常に大きく、広げた時にまるで傘のようになることから英名ではアンブレラコカトゥー(Umbrella cockatoo)と呼ばれています。
性格は温厚かつ人懐っこいタイプで、雛から育てられた場合は甘えん坊になる子も多いのが特徴。スキンシップや人とのコミュニケーションも大好きで、飼い主に寄ってくるなど可愛らしい一面も見せます。しかし、大型らしくクチバシの力が強いため、鳥飼育初心者は要注意です。
鳥には他にはない魅力が盛りだくさん
今回は、ペットにおすすめの鳥類7種をご紹介しました。鳥は美しい鳴き声や愛情表現の仕方など、犬猫や他の動物にはない魅力がたくさんある動物です。脱走防止対策や騒音対策など、気にしなければいけない事も多いですが、それを差し引いても癒しをくれる存在としての価値は十二分にあるでしょう。
ただし、寿命の長さと飼育費用の高さだけは注意が必要です。生き物全般に言える事ですが、一度飼うと決めたからには、最後まで責任をもって可愛がってあげてくださいね。