「一人暮らしで犬や猫を飼うのは難しい……」
そんな方は飼いやすい「小動物ペット」がおすすめです。小動物ペットは手入れが簡単で、狭いスペースでも飼育できるため、とても飼いやすいです。
さらに可愛さとともに、ストレス解消の効果も期待できますよ。
今回は一人暮らしでも飼いやすい小動物ペットに焦点を当てて、その魅力と注意点についてお話していきます。
飼いやすい小動物ペット|ハムスター
ハムスターはキヌゲネズミ科に属するネズミの仲間で、本来はヨーロッパなどの乾燥地帯に生息しています。
皆様がイメージする茶色と白のハムスターは『ゴールデンハムスター』ですね。乾燥地帯に生息する動物らしく、基本的には地中で暮らしており、夕刻や早朝などの敵が少ない時間帯に餌を求めて行動します。
ご存じの通り、_殖力の高さや値段の安さから小動物ペットとしての人気が高く、日本においては『とっとこハム太郎』でも有名です。
ハムスターが飼いやすい理由
ハムスターはケージで飼うのが基本なため部屋が汚れる事なく、また警戒心が強いためケージ内を掃除する頻度も少なくて大丈夫なのがポイント。ケージ飼いで悩みの種になる運動不足も回し車を設置したり、短期間だけ室内で遊ばせるなどして対策しやすいのも魅力的です。 また糞も少ないので、臭くなくて飼いやすいです。
ハムスターは「小動物の飼いやすさランキング」でもたびたび上位にランクインしており、1000円~4000円程度で購入できるうえ、砂台や餌代もそこまで高額ではありません。
まさに一人暮らしを開始した直後からでも、飼いやすい小動物ペットと言えるでしょう。
ハムスターを飼う時の注意点
初心者でも飼いやすいハムスターですが、飼う上で注意したいのが『寿命の短さ』と『回し車の騒音』です。
ハムスターは基本的に2~3年生きられただけでも長い方と言われるくらい短命で、ギネス記録でさえ4年6か月という記録となっています。ペットとのお別れが辛いという人だと、少し躊躇してしまいますね。
また回し車は別名『カラカラ』とも呼ばれており、少し音が大きいです。日中であれば気になりませんが、ハムスターは夕刻~夜の間も活動するため、人が就寝する時間でも回し車で運動したりします。騒音トラブルを避けるためにも、回し車は消音性が高い物を選びましょう。
飼いやすい小動物ペット|ハリネズミ
ハリネズミはハリネズミ科に属するネズミの仲間で、主にヨーロッパやアフリカなどに生息している動物です。生態的には先述したハムスターに近く、穴を掘って巣穴で活動します。また、特徴的なトゲトゲは毛が硬質化したものであり、外敵から身を守る他、落下の衝撃を和らげるためにも使われます。
古くから食用や薬の材料として重宝されていた歴史があり、現在ではペットとしての人気も高いなど何かと人間と関係性が深い動物と言えますね。
ハリネズミが飼いやすい理由
ハリネズミはなつくのに時間がかかりますが、不安がっているか安心しているかが分かりやすいのがポイント。というのもハリネズミの特徴的なトゲトゲは、常に立っているわけではなく、警戒している時だけ立たせています。
逆に言えば、なついて安心している時は針を寝かせているのです。ずっと針を立たせていたハリネズミが、ようやくなついて針を寝かしてくれた時の達成感は大きなものでしょうね。信頼してくれると甘えん坊になるのか、飼い主にだっこされたくて寄ってくることもあります。
ハリネズミを飼う時の注意点
ハリネズミを飼う上で注意したいのは『飼育難易度の高さ』です。難易度といっても色々ありますが、とりわけハリネズミは『湿度管理』『好物』『なつきにくさ』が挙げられるでしょう。
ハリネズミは本来生息していた地域の関係で、日本の気候に合っていません。そのため室内環境を徹底する必要があり、それも室温は25℃~28℃、湿度が40%以下とそこそこ厳しめ。一年中この環境を維持する必要があるため、電気代とガス代は覚悟した方がいいかもしれません。
また虫が大好物なのも人によっては敷居が高いです。特にデンタルケアのためにもコオロギなどの外骨格のある昆虫を一匹ずつ与える事が推奨されているため、虫嫌いの人は健康に注意しつつ専用のフードを与える事になります。
ここまで大変なのにも関わらず、なつくのに時間がかかるため、とにかく根気が必要なペットと言えるでしょう。飼ってすぐにスキンシップを取りたい飼い主様には、少しおすすめし辛い動物です。
飼いやすい小動物ペット|ウサギ
ウサギはウサギ科に属する動物で、愛玩動物として親しまれているのはアナウサギを家畜化したカイウサギと呼ばれる種族です。_殖力の高さや移入された歴史もあってか世界中に広く生息しており、日本でもニホンウサギを筆頭に数多くのウサギが生活していますね。
もともとはネズミと同じ仲間だとされていたようで、特徴的な耳や跳躍力の高さなど独特な進化を遂げた動物でもあります。日本では古くから食用として重宝されていた他、明治時代以降はペットとしても人気者になりました。
ウサギは比較的小型なので、小さくて飼いやすいペットですよ。
ウサギが飼いやすい理由
ウサギは飼育のしやすさが最大のポイント。声を出すための声帯が存在しないため集合住宅でも飼いやすく、その代わりに鼻で音を出して感情表現をしてくれるため飼い主様には様子が分かりやすいです。
またウサギの唾液には殺菌作用があるため、猫と同じく自分でグルーミングするためニオイがあまりしないのも嬉しい点ですね。
ウサギは学習能力が高く、自分にとって良い事と悪い事はすぐに覚えるため、トイレトレーニングやしつけも簡単です。ただし、後述するようにストレスに弱い点には気を付けましょう。
ウサギを飼う時の注意点
ウサギを飼う上で注意したい事が『ストレスに弱い事』や『環境の変化に弱い事』です。
「ウサギは寂しいと死んでしまう」という話は迷信ですが、実際にお世話していないとすぐに死んでしまう程ストレスに弱く、構いすぎても危険という極めて繊細な一面も持っています。ストレスが溜まるとご飯もまともに食べてくれないため、栄養失調にもなりやすいです。そのため世話が飼いやすいですが、世話が楽なペットではありません。
くわえて環境の変化にも弱く、飼い始めた直後と引越しする時は特に慎重に扱いましょう。グルーミングをする都合上、毛球症になる可能性もあるため、ウサギの治療が行える動物病院は予め見つけておく事も大切です。
飼いやすい小動物ペット|フェレット
フェレットはイタチ科に属する動物で、イタチを家畜化した種族の事を指します。元はヨーロッパで生まれた種族ですが、現在では世界中に広く分布しており、実験用、狩猟のパートナー用、愛玩用などで重用されています。
家畜としての歴史は古く、2000~3000年前には既に飼育されていたと考えられているほどです。また、フェレットには『臭腺』と呼ばれる臭い液を出す器官がありますが、日本で販売されている個体は手術によって取り除かれている個体が大半ですので安心してください。
フェレットが飼いやすい理由
フェレットはペット向けに改良されている事もあって、めちゃくちゃ人になつく小動物です。また、夕刻と早朝に活動する動物で、それ以外の時間帯ではほとんど寝ています。これはデメリットになる人もいますが、『人間の生活リズム』とちょうどマッチしているという見方もできますね。
小動物ペットにありがちな噛み癖がない種類がいたり、仮に_み癖があってもしつけで改善できることが多いです。
フェレットを飼う時の注意点
フェレットを飼う上で注意したい事は『におい対策』と『スキンシップ』です。
臭腺は除去している個体が多いとはいえ、フェレット自体の体臭は強め。トラブルを避けるためにも、こまめにケージやトイレを掃除するなどして、なるべく臭いを抑えるようにしましょう。
またフェレットは肉食動物であるため、活動的な一面も持ち合わせています。犬のように毎日散歩させる必要はありませんが、それでも一日一時間は身体を動かすスキンシップを行いましょう。
責任を持って小動物ペットを飼育しよう
今回は人気の小動物ペットをご紹介してきましたが、やはり『鳴き声が少ない点』や『飼育費用が安い点』が選ぶ基準となっています。
一人暮らしは気楽に過ごせる分、どうしても生活に必要なお金が多いため、お金のかからないペットであることは前提条件。そんな中でも飼育しやすく癒しになってくれるペットが人気なようです。
しかしどれだけ小さくとも命は命。いくら飼いやすいからといって、ほっといてもいいペットなんていません。飼育すると決めたからには、精一杯生きる彼らをちゃんと支えてあげてくださいね。