天国への扉ペットメモリアル郡山です。
先日、ご依頼を受けましたお客様のお話をしたいと思います。
22歳の猫ちゃんでした。
人間でいったら、100歳を越えてる猫ちゃんです。
「とても長生きされた猫ちゃんだったんですね。ご飯とか何か特別な事されてたんですか?」
とお聞きしたら
「いえ、特別な事は何もしてないんです。でももっといろいろしてあげたかった・・・」
とおっしゃていましたが、詳しくお聞きすると、動物病院には結構通ってて、点滴も打っていたそうです。
きっと、食事なども気を使ってたに違いありません。
それをご自身が当たり前の様にやっていたから
「特別な事はしてないです。」と言われたのだと思います。
22年間も一緒に過ごせた猫ちゃんは本当に幸せだったのではないかと思いました。
亡くなった時はお客様の腕の中で亡くなったそうです。
「本当の娘のように一緒に過ごしていました。これからどうしよう・・・」
と言って中々、火葬に踏み切れなかったそうです。
火葬台にお載せした時の猫ちゃんの表情は、とても優しい表情に私は見えました。
飼い主さんに、本当に大事にされてた猫ちゃんだったと思います。
「このまま抱っこしてたら、生き返らないかなぁ。」
この言葉は飼い主さんの今の気持ちそのものだったと思います。
「ペットロスという言葉がありますが、あまり落ち込まないで下さいね。」
とお声をかけたら
「ペットロスという言葉に置き換える事ができません。ペットというより本当の家族、娘の様な存在だったので、自分の子供を亡くした様な気分です。」
私は、この気持をお聞きした時に、安易に「ペットロス」と口にした自分を恥じました。
まだまだ、お客様の気持ちに寄り添えてないと気付かされました。
ペットの訪問火葬を通じて、大事なご家族の最後のお別れをお手伝いする者として、丁寧な対応は当たり前ですが、それ以上にお客様のお気持ちをもっと大事にしなければならないと思った今回のお客様でした。
22歳の猫ちゃん、ご冥福を心よりお祈りいたします。