爬虫類はペット火葬で弔えるのか?方法ごとに解説します

爬虫類の火葬 コラム

昔は海外で人気という認識だったヘビやトカゲ、カメなど爬虫類のペット人気は今や日本でもマイナーレベルを遥かに超えてきています。懐くというよりは慣れるという表現が的確な爬虫類ですが、あの表情が読めないクールな感じがなんとも愛らしいですよね。

 

さてそんな爬虫類のペットですが、もし死んでしまったら他のペットと同様に火葬できるのでしょうか。犬や猫はメジャーなこともあり、ほとんどの人がペット火葬を選びますが、爬虫類の火葬についてはまだまだ詳細を知らない人が多いです。

 

今回はそんな爬虫類のペット火葬について、その方法も含めて詳しく解説していきます。

1爬虫類でも火葬できる?

この記事を見に来た方々の一番の疑問、それは爬虫類でもちゃんと火葬できるのかという点でしょう。結論から申し上げますと、ちゃんと火葬できますが一部覚えておいてほしいことがあります。

 

ここでは爬虫類の火葬事情について解説していきます。

1.1爬虫類のペット需要は高い

さて、冒頭でも日本での人気の高さについて軽く触れましたが、近年は爬虫類…特にカメやトカゲの需要が高いです。犬や猫みたいに積極的に触れ合えるわけではありませんが、お世話にかかる費用も少なく、ペットのために時間を確保するということもないため、老若男女問わず飼えることが人気の理由だそうです。カメやトカゲは爬虫類の中でもクセのないフォルムをしていますし、子供も怖がらないことも一因ですね。

1.2爬虫類でもちゃんと火葬できる

爬虫類でも火葬できる

まず大前提として、ペット火葬には霊園による施設火葬、市による行政火葬、弊社のような訪問火葬の3種類がありますが、基本的にはどこでも爬虫類の火葬に対応しています。火葬料金は全長や体重によって変わりますので、トカゲは絶対に〇〇円というわけではありません。

 

ただ、一般的に飼われている爬虫類は小さいサイズの子が多いので、そこまで高額にはならないでしょう。もし不安ならば公式サイトなどの料金表を確認し、詳しい情報がない場合は連絡してみることをおすすめします。相談自体はフリーダイヤルで行う業者も多いので、ある程度気楽に電話できるかとおもいます。

1.3火葬後のツメやウロコについて

爬虫類と言えば特徴的なのが爪やウロコといった部位、火葬したとしても遺品として所持したい方も多いと思います。こちらも先に結論だけ書かせていただくと、火葬の際にツメや甲羅は残るけどウロコは残らないです。ツメや甲羅は比較的厚く、熱にも強いため残りますが、ウロコは薄いためそのまま焼け落ちてしまいます。

 

どうしても遺品として残しておきたい場合は、予めウロコを取っておきましょう。

2爬虫類を火葬する時に気をつけたいこと

爬虫類は他のメジャーなペットとは違い、冬眠や身体の構造など特徴的な部分が多いです。そのため、特に初めて飼った人はその違いに戸惑ったという話をよく聞きます。きれいな火葬をするためにも、しっかりと知識を身に着けましょう。

 

ここでは爬虫類を火葬する時に気をつけたい点について解説していきます。

2.1生死の確認

少しびっくりするようなタイトルで申し訳ないのですが、これにはちゃんとした理由があります。というのも、爬虫類は変温動物と呼ばれる周囲の温度に依存する動物です。そのため、自分のエネルギーを消耗して体温を調節することはなく、太陽や外気によって活動します。要するに、爬虫類を含めた変温動物は極めて省エネな生き物ということですね。ちなみに人間は恒温動物と言って、自身のエネルギーで体温を一定に保ちます。

 

さて、ここで爬虫類の話しに戻りますが、実は省エネモードの爬虫類はまったくと言っていいほど動きません。動物園などでも生きているのか死んでいるのか分からないぐらい静止している爬虫類をよく目にします。爬虫類を飼って初めての冬はその動かなさについ心配になってしまう人も多いのだとか。

 

病気や弱っている状態でもなるべくエネルギーを消耗しないように身体を動かさないようにしています。可能性が決して高いとは言えませんが、まずは死亡確認をしてみましょう。

2.2ご遺体を安置する方法

爬虫類は一口に分類したとしても、当たり前ですがその形は多種多様です。とは言え、正直なところご遺体を安置する場合は特に種類ごとになにか区別しなければいけないことはありません。ご遺体の水分を拭き取り、箱状のものにご遺体を丸めて置く、配置する際はドライアイスや保冷剤などを使用してご遺体を冷やしておくこと。サイズが小さい場合は冷蔵庫に保管することもできます。

 

またカメなどの一部の爬虫類はサルモネラ菌が付着しているため、安置後は速やかに手をよく洗いましょう。可能であればそもそも安置する際は使い捨てのゴム手袋などを使用した方が良いです。

3爬虫類を火葬する時の方法

ここからは火葬の方法についてご紹介していきます。

3.1行政火葬はおすすめできない

市による行政火葬はこの記事で初めて知ったという方もいるのではないでしょうか。実は市役所に手続きをする事でも火葬できますが、正直な感想としてはあまりおすすめできるものではありません。理由は主に3つ、【火葬内容】【扱い方】【時間】です。

 

まず火葬内容ですが、行政火葬では主に合同火葬になります。合同火葬は他の方のペットと一緒に火葬する方法で、お骨上げには対応していません。つまり、ご遺骨が返還されない火葬方法なのです。また、多くの市役所はご家族の立ち会いを許可していないため、手続きする時が事実上最期のお別れとなってしまいます。

 

次に扱い方ですが、はっきり申し上げると廃棄物と同様の扱いをします。これは廃棄物処理法において、動物の遺体は廃棄物として扱う旨が記載されていますので、決して違法ではありません。しかし、飼い主様としてはあまり気持ちの良いものではないでしょう。霊園や訪問火葬ではしっかりと一つの命として火葬してくれます。

 

最後に時間についてですが、当たり前ですが市役所が開いている時間帯にしか対応していません。また、イベント開催時についても対応していない場合が多いです。ペット火葬は基本的に亡くなってからすぐ行う方がご遺体が傷むことなくきれいな状態で火葬できます。時間の制約が厳しい行政火葬では、望んだタイミングでの火葬は難しいと言わざるを得ないでしょう。

 

以上の理由から、基本的には霊園や訪問火葬をオススメいたします。

3.2霊園での火葬の場合

霊園での火葬は【予約→車でご遺体を運ぶ→火葬→帰宅】の手順で行います。訪問火葬と比較してサイズの上と下の幅が広く、超小型サイズから超大型サイズまで対応しているので、基本的にサイズは考慮しなくて良いのがメリットですね。

 

ただし、霊園の場所によっては移動負担がかかる事や土日祝休みなど時間の制約がある場合があります。運転免許がないだけならサービスで車を出してくれる霊園も少なくありませんが、車酔いが激しい人には厳しいかもしれません。

3.3訪問火葬の場合

訪問火葬は【予約→スタッフがご自宅に訪問→火葬】の手順で行います。霊園での火葬も比較してスタッフが訪問する関係上、移動負担がかからない上に、火葬する際に必要な設備は全て専用車両に搭載されているため、24時間対応の土日祝営業をしている会社も多いです。

 

ただし、超大型サイズまでは対応していない事があるので予め公式ホームページの料金表などで確認する必要があります。また火葬車は大型車両になりますので、ご自宅にスペースがない場合は近隣の開けた場所で火葬することになります。

 

火葬車は会社のロゴが記載されていない、普通の車両である場合が多いので周囲からの視線も気にすることなく火葬できるのがメリットですね。特に近年は時間に制限がある方や霊園までの距離が遠い方でもご利用になれるため、需要が高まっている業界です。

4爬虫類であっても火葬は大事

爬虫類の火葬

犬や猫などメジャーなペットだけが火葬できる、なんてことはございません。たとえどんな動物であっても、大切にされたペットであれば弔いは大事な儀式です。しっかりと火葬して、ペットをちゃんと天国まで送ってあげてください。

 

火葬する際はウロコなど一緒に燃えてしまいそうな部位を遺品にしたい場合は予め取っておくなど、爬虫類故の知識も多少必要になります。今回の記事で爬虫類の火葬について少しでも皆様の知識が深まったのであれば幸いです。