現代社会は、人間関係による様々なストレスを感じている方が多いと思います。
十数年前に起きたペットブームにより、ペットを家族として購入する方が増えました。
ペットの訪問火葬をしていると、お亡くなりになるペットの年齢は10歳以上が多数を占めています。
人間の年齢で60歳以上です。
訪問火葬でお伺いすると、ご家族からペットの思いをお聞きすることがあります。
このように、長くペットと暮らす中でどのようにして家族として暮らして行けばいいでしょうか。
供養にお伺いしたご家族のお話
福島県郡山市でのご家族
子供がまだ小さい頃、子供にねだられ子犬を飼うことになりました。
名前は、メロンと名付けました。
どうせ「一時期の思いだけだろう」と思い購入しました。
当初は、家族全員で面倒を見ていたのですが、時期が経つにつれ私だけになってしまいました。
購入したときから、こうなることはうすうす感じていたそうです。
しかし、ある時期を堺に考え方が変わったそうです。
夜中にいつもとは違うメロンの鳴き声が一瞬聞こえ、急いで行って見ると横たわっていました。
夜間の救急動物病院で診てもらい、大事には至りませんでしたが、
数日経って”ふと”思いが頭の中をよぎりました。
あの時の感情は”何だったんだろう”
当初メロンが家に来たときは、しょうがない思いだったのに、私自身メロンを家族として迎えていることに気づきました。
それ以降は、かけがえのない家族として楽しいときも、悲しいときもいつも一緒に居たそうです。
でも、メロンが15歳を迎える前に、亡くなってしまいました。
ペットは、家族のなかに知らず知らずのうちに溶け込み私達に幸せと、希望を与えてくれる存在になっています。
重要性を増す犬の役割
犬は大半がペットや家族の一員として飼われています。
犬はさまざまな形で私達を助けており、その利用法は年々増えています。
介助犬:さまざまな障害を抱える人を作業を手助けします。
セラピー犬:高齢者、病人、怪我人などを勇気付けたり、楽しませてたりします。
救助犬:絶望的な状況に陥った人々を助けます。
その他に、牧畜件、狩猟犬、警察犬、番犬など多くの場所で私達を助けています。
このように、社会になくてはならないヘルパーとして、重要な役割を果たしています。
ペット、家族としての犬の役割をご紹介しましたが、犬だけではなくペットとして飼われている動物全てに当てはまることです。
ペットの供養の仕方
ペットが亡くなった時、最初に問い合わせたところを聞くと「かかりつけの動物病院」と「インターネット検索」が最も多いそうです。
ペットのご供養方法は、「ペット霊園での火葬」が60%で「訪問火葬車での火葬」、「自宅の庭に埋葬」20%「自自体へ持ち込む」10%位です。
殆どのご家族がペットが亡くなった後、火葬していることになります。
ペットの訪問火葬について
天国への扉 ペットメモリアル郡山
訪問火葬とは、火葬炉が設置してある車で、ご家族様のご自宅までお伺いしご供養、火葬をします。
火葬プラン
おまかせ火葬
こちらは私どもがご自宅にお伺いし、ペットちゃんをお預かりします。そして、弊社の敷地内で火葬させて頂き、提携寺院に埋葬します。(提携寺院に埋葬する場合別途埋葬料金が掛かります)
こちらが一番料金的にお安いプランになります。
料金の相場は、小動物、小型犬の場合は7,500円から16,000円で、中型犬は20,000円から30.000円となっております。
立ち会い火葬(拾骨あり)
こちらは、火葬の前に、ご家族に立ち会って頂いて、火葬台の前に祭壇を設けていますので、ご焼香の後火葬となります。その後、ご家族様で骨壷にお箸でお骨を入れてもらいます。拾骨が終わりましたら、骨袋に入れてご返骨となるプランです。
立ち会い火葬(拾骨あり)は、一番ご依頼が多いプランとなっております。
料金の相場は、小動物、小型犬の場合は16,000円から22,000円で、中型犬は25,000円から38.000円となっております。
立ち会い火葬(拾骨なし)
こちらは、骨壷にお骨を入れるのをご家族に代わり、私どもスタッフがやらせて頂きます。その後ご家族様にご返骨となるプランです。
料金の相場は、小動物、小型犬の場合は14,000円から20,000円で、中型犬は22,000円から35.000円となっております。
オール火葬
こちらは、ご自宅に祭壇を設けさせて頂きます。火葬の前にペットちゃんとの大切な思い出を忘れない為に私どもスタッフでセレモニーをさせて頂きます。枕飾りや生花をご用意いたします。
料金の相場は、小動物、小型犬の場合は27,000円から33,000円で、中型犬は36,000円から49.000円となっております。
ご家族立ち会いで行うペットの訪問火葬もこれからの選択肢の一部ではないでしょうか。
ペット火葬後の供養はどのようにしたらいいのでしょうか?
- ペットは火葬後、そのままペット霊園、納骨堂に埋葬、納骨する。
- 火葬後、一旦遺骨を自宅に引き取りに霊園に納骨、埋葬する。
- ずっと自宅に置いて自宅供養(手元供養)する。
- ペンダントやプレートなどに加工して手元供養する。
などが上げられます。
訪問火葬でご家族からのお問い合わせが多いのは、分骨ホルダーです。
ご家族であり、友達、話し相手でもあったペットといつまでも一緒に居たい思いからと、ご購入される方が殆どです。
また、ご位牌にして一緒に居たい方もおられます。
小さくなったしっぽや、歯(剣士)を入れる方が殆どです。
生前の元気な様子を思い出として残していたいのでしょうね。
骨壺に入れご返骨するときに尋ねられるのが、”今後遺骨をどうすればよいのですか”です。
将来お庭に散骨する考えのご家族が多いです。
いつも走り回っていた、場所に散骨したいと涙ながらに語られます。
ペットの火葬後の供養の方法は、ご家族によって様々です。
ペットロス
先日ご供養でご家族のご自宅にお伺いするとで体を震わせ号泣されている奥様にお会いしました。
火葬プランでは、おまかせプランでした。
おまかせプランは、私どもがご遺体をお預かりし火葬して提携の寺院で納骨するプランです。
ご家族様へのご返骨はありません。
ご遺体をお預かりし当日に火葬、提携寺院へとご遺骨を送る準備をしました。
翌日に送る予定をしていたのですが、夜遅くにお電話があり遺骨を戻して欲しいとご依頼がありました。
ご返骨プランでは無かった為どまどいましたが、よくお話を聞いてみると、ご依頼された奥様がどうしても戻して欲しいと希望されて困ってしまったとのことです。
まだ、寺院へ送っていなかったので、ご返骨することにしました。
小さいころから17年一緒に過ごして、亡くなったワンちゃんの存在を忘れる事ができなかった様です。
ご遺骨が手元に戻って安心した事と思います。
ご返骨出来て、私も安心しました。
ペットの終活の準備
人の文字は人と人が支え合うと言われています。
ペットが私たちの生活になくてはならない存在に成りつつあります。
むしろ無くてはならない存在です。
今後人とペットの支え合いにより社会全体が進んで行くような気がします。
ペットに癒しを求め、癒される社会です。
核家族が進み、一人暮らしをする方が多くなると、精神的に癒される場所を求めるようになります。
この様なことからことから、ペットの生涯も自分同様、家族同様に関心を抱かなければいけないと思います。