お陰様で、福島県郡山市でペットの訪問火葬を始めて様々な方にお会いする機会が増えました。
世間では、人間の高齢化と同じ様にペットの高齢化も進んでいます。
福島県のペット火葬でお伺いすると、わんちゃん、ねこちゃんなら大体10~15歳ぐらいでお亡くなるのが多いです。
お話をお聞きすると、自分の我が子と同じ家族同様に過ごして楽しいときも、悲しいときもいつも一緒で、いつの間にか、「お互いに居なくてはならない存在」になっていました。
と話されます。
それだけ、ご家族の生活に欠かせない存在になっています。
また、ここ最近ペットロスという言葉もよく耳にします。
郡山市の知り合いの方で、ペットちゃんが亡くなって、1週間程寝込んでしまったという方もいらっしゃいました。
この様な背景の中、私達はよりよいペットとの付き合い方についてちょっと考えてみるのもいいかもしれません。
そんな中、ある方とお会いする機会を頂きました。
福島県伊達郡桑折町で、「ペットも家族の家づくり」をコンセプトにしたペット事業部【いぬとねこの家づくり工房】を立ち上げ、事業展開している
いぬとねこの家づくり工房:主宰 小野紀章さんです。
「いぬとねこの家づくり工房」について小野さんはこうおっしゃいます。
「いざ、家と建ててペットを飼うと、想定もしてなかった問題があるのです。」
・床のフローリングがペットにとって滑りやすくて危ない
・ペットのトイレや排泄物の臭いが気になる
・家の中で自由に遊ばせたいが、その場所が確保できない
などなど
家を新築する際、新しい生活を始める段階でペットとの生活を想定してる人はまだまだ少ない様です。
ですので、上記の様な問題が当たり前にでてくるわけですね。
そして、小野さんは
「愛犬家住宅コーディネーター」という資格を持ってらっしゃいます。
それは、愛犬の「育て方」と愛犬との「住まい方」の両方から住まいを考える「愛犬家住宅」の専門家なのだそうです。
小野さんはこう言います。
「ただ単純に住宅のリフォームを行うだけじゃなく、愛犬の特性や性格・今後の育て方といったソフト面を考慮しつつそれどれに合ったハード面でのリフォームを提案したい。」
小野さんならではの発想です。
では、実際に小野さんにリフォームを頼むとしたら具体的にどうアドバイスして頂けるでしょう?
例1
猫を飼ったけど、爪とぎする時壁のクロスに沢山の引っ掛け傷になって困ってる。
小野さんからアドバイス
床から90cm程度の高さまでクロスではなく腰板を貼るだけでもかなり改善されます。
また、壁に建材メーカーが出してるペット用壁材というのがあるので、それを使う事も有効です。
例2
室内で愛犬を飼うのに、気になるのが吠え声。対策とかはあるの?
小野さんからアドバイス
隣家や道路に近い窓には、防音サッシ や 内窓、遮音性のあるカーテンなどを使うのが吉です。
外からの音も聞こえにくくなるので、外の音を不審者と勘違いして急に吠え出すことも少なくなります。
例3
室内で犬を飼う時はどんな配慮が必要ですか?
小野さんからアドバイス
犬は、行き止まりにならずぐるぐる走り回ることができる「回遊性のある間取り」を好みます。リビングや廊下、庭なども含め、犬が自由に行っても良い場所を決め、見えないところでいたずらされないように配慮が必要です。動線が複数あるとなおいいですね。
例4
室内猫の為にキャットステップ、キャットウォークの設置を考えてます。どの様な事を気をつければいいですか?
小野さんからアドバイス
まず、照明器具の位置に気をつけましょう。猫の通り道に照明があるともちろん眩しく感じます。また器具自体が熱を帯びる為やけどの危険性もありますので照明を避ける形での配慮をするといいでしょう。
またキャットウォークは 直線距離が長いと勢いが付きやすく危険になります。
L字にクランクを設ける、キャットステップ で段差を付けるなどして、スピードが出ない工夫が必要となります。猫が安全に遊べるのが第一ですね。
などなど、この様な事例は、小野さんのTwitterでご覧になれます。
また、今フローリングが滑りやすく、愛犬にとって危ないので張替えをしてほしいと依頼をしたとします。
もちろん、小野さんは設計のプロですから、そういった対策ができてるフローリングの張替えをご提案するでしょう。
でも、小野さん場合、ここからが他の業者さんと違います。
「住宅の現状を把握し間取りや動線計画から暮らしやすい家づくりを考えることができるというのが、設計事務所=おの設計ならではの強み。」
とおっしゃいます。
本当にそのフローリングの張替えだけで愛犬にとって心地いいリフォームなのか?
家族が今まで何気ない行動で不便を感じた事はないか?
など、改善できるポイントを飼い主さん目線でアドバイスして頂けるわけです。
場合によっては、飼い主さんより、家にいる時間はペットの方が長いかもしれませよね。
人とペットが上手に共存できる空間づくりをご提案できるのが小野さんだと思います。
小野さん自身、可愛いトイプードルを飼ってらっしゃいます。毎日のご飯、散歩を小野さんがお世話してるそうです。日々のお世話も大変ですが、その存在に癒やされて仕事の励みにもなってるそうです。
この様な愛犬家の小野さんからアドバイスして頂けるので、非常に心強い設計士さんなのではないでしょうか?
ペットを飼われてる方で、今後新築やリフォームを検討してるのであれば、一度小野さんにご相談してみては如何でしょう。
先日、小野さんの事務所にお邪魔した際、私どものペットの訪問火葬天国への扉ペットメモリアル郡山にとても関心を持って頂きました。
更にこの様な紹介の記事を書いて下さいました。小野さんありがとうございます!